日別アーカイブ: 2011年5月11日

ドラスチック韓国

わが国の経済連携協定など自由貿易対象額は貿易全体の約16%だという。
それに対して、お隣の韓国は37%だというので2倍以上ということになる。
日本の輸出依存度17.4%に対して、韓国は54.8%と約3倍であるから驚くことではないのかもしれない。
しかし、ソニーとパナソニックを足しても韓国のサムソンの売り上げに届かないとか、米国一流大学の留学生の人数でも圧倒的に負けているという話を聞くと数字以上に韓国に遅れを取っている気がしてならない。
そうしたなかで5月9日の日本農業新聞に『畜産業を許可制に』という記事が載った。
「韓国政府は8日までに、口蹄疫など家畜疾病の蔓延を防ぐため、来年から段階的に畜産業の許可制を導入すると発表した。」というのである。
このあまりのドラスチックな政策には少なからず驚かされた。
わが国では到底実現不可能であろう。
ここまで徹底して政策を実現できるとすると、もしかしたら5年後には一人当たりGDPも韓国に抜かれてしまうかもしれない。
仮にそうなった段階で初めて、グローバル化に適した社会制度こそが経済成長のカギだというコンセンサスがわが国に醸成されることになるのだろう。
グローバル化に適した社会とはいかなるものか?
要するに規制緩和社会ということになる。