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3分の2の議決規定は修正すべき(第316回)

2005年3月16日に書いた「アメリカ憲法」(ふじいの独り言 第60回)は訂正します。
議会において3分の2の議決を要するものはそもそもイレギュラーなのだという趣旨の独り言でした。
ところが、過去2回の衆議院総選挙を見ていると、自民圧勝から民主圧勝へと議席数はあまりにも極端から極端に振れます。
どうやら小選挙区制のような死票の多い制度を採用している国においては3分の2の議決というのはあまり珍しくないことがわかりました。
つまり、選挙制度の変更によってこうした議会内の規則は適宜修正すべきだという至極当たり前のことに気がつきます。
改定の方向は、3分の2の議決を要する事項を4分の3にする、5分の4にするという単純な規定変更で済むはずです。
これをきっちりしておかないとまさに多数党の横暴を生むのが小選挙区制という制度だと認識しなければなりません。