日別アーカイブ: 2009年8月23日

新型インフルエンザ対策(第307回)

8月21日に森田健作知事に対して「新型インフルエンザ対策についての緊急申し入れ」を行った。
森田知事は不在で坂本副知事に手渡した。内容は以下の通りである。
新型インフルエンザ対策に関する緊急申し入れ
 さる8月19日、舛添要一厚生労働相は新型インフルエンザの本格的な流行が始まったことを表明した。
また同日、名古屋市は新型インフルエンザに感染した女性(81歳)が重症肺炎により死亡したと発表した。これで、わが国における新型インフルエンザによる死亡例は沖縄県宜野湾市の男性(58歳)、神戸市垂水区の男性(77歳)につづき三人目となった。
 厚生労働省によれば、新型インフルエンザによる入院患者は8月12日から18日までの一週間だけで86人、このうち重症化のリスクの高い基礎疾患を持つ人は36人に上るという。
 一方、わが千葉県においても県内各市で障害者施設や保育所、学校等での集団感染が連日のように伝えられ、流行と重症化が強く懸念されている。
 これまでも指摘してきたとおり、インフルエンザの被害は第一波よりも第二波、第三波の方がより大きくなる可能性が高いとされ、やがてむかえる秋以降にさらなる感染拡大のおそれがある。
そこで以下の項目について強く要望する。
1) 今後想定される感染拡大に対して万全の体制整備に努めること。
2) 県民に対して、インフルエンザの予防法、感染が疑われる場合の対処法等について一層の情報提供に努めること。
3) 医師会や医療機関等に対して適切な情報提供、情報交換を行うなど一層の連携をはかること。
4) 千葉、船橋、柏の各市保健所との一層の連携をはかること。
5) 「新型インフルエンザに係る相談窓口」の一層の周知をはかり、また相談時間を24時間とすること。