日別アーカイブ: 2008年7月16日

頑張ろう!神戸の友人知人たち(第216回)

神戸の同窓生の話を聞くと生活の大変さがよく分かる。
クリーニング店を廃業したとか塾をやめざるを得なかったとか食堂をやりながら別のアルバイトをしているなどなど皆苦闘している。
我が家もちょうど子どもらの教育費がかさむ時期をむかえており、決して他人事ではないが、神戸にはまた別の要因がある。
そう阪神大震災の後遺症である。
関東大震災以後、都心の人口が郊外へ移転していったことは明白な事実である。
同じように神戸においても都心部の人口減は避けられないことだった。
したがって、震災後の落ち着きからもう一度かつてのような商売を立ち上げようとした人たちにとって人口減からの需要減がじわじわと襲ってきているのだと思う。
問題はこの先どういうことになるのか、であろう。
阪急グループの創業者、小林一三氏のような時代を切り開く人物が出てくるものと私は信じる。
郊外へ流れた人口を逆手にとって、私鉄を走らせターミナルデパートを生み出した。
そういう人物を生み出していくのが時代のダイナミズムだと確信している。