松戸駅東口問題(第486回)

松戸駅東口の新東京病院落成式のことを今でも思い出す。
当時、市議会議員だった私はお招きをいただき、病院内の各部屋や設備を見せていただいた。
ところが、落成式の席上に宮間市長の姿はなく、助役が代理出席をしていた。
欠席した本当の理由はわからない。
ただ、宮間市長が新東京病院の建設を素直に喜んでいなかったことは理解できた。
市長にしてみれば、駅前とは商業集積をするゾーンであり、医療機能を持ってくるべきではないと思っていただだろう。
しかし、病院の設置許可の権限は千葉県にあり、松戸市にはない。
県は、松戸市の考えとは関係なく病院設置を認めてしまった。
市長には面白くなかったろうと推察する。
もちろん、あくまで推察であり、全く私の見当違いかもしれない。
私はそう理解していたし、私も駅前は商業集積であるべきということには同一意見である。
さて、新東京病院が誕生してもうすぐ20年が経とうとしている。
松戸駅東口の商業集積はどう進んだろう?
松戸駅東口の賑わいはどうだろう?
あくまで私の私見ではあるが、新東京病院のあるお陰で東口は今後も賑わいが保てると思う。
もっと言えば、今後は新東京病院を核にして東口の商業集積を戦略的に考えるべきとすら思う。
駅とヨーカドーはデッキでつながっている。さらに新東京病院とつなげた場合、商業集積はどう変化するだろう。
仮に、商業集積が進むのなら実施する手ではないか。
今後は高齢者が増えることが自明である。
そうであれば間違いなく医療ニーズは伸びる。
電車も使うだろう。車でも来るだろう。自然と賑わいも生まれる。
逆に、もし仮に新東京病院がなかったとしたら東口はどうなっただろうか?
そして、仮に今この瞬間に200床を超える規模の病院がなくなったとしたら東口は・・・?
そう考えると、結果的に「まちづくり」の上では病院誕生は相当プラスになったのではないか。
これが20年間の経過をみた私の結論である。


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