地下街の無秩序

1月23日の中日新聞に『全国の地下街78カ所調査』『耐震診断、半数が未実施』という記事がありました。
「名古屋=地下街」ですから、なるほど中日新聞らしい記事だと思った次第です。
この記事にあるように災害対策において地下街は取り残された存在です。特に水害には脆弱です。
災害列島の日本で、なぜ広大な地下街が発達したか。それは法律がなかったからです。つまり『無秩序開発』だったのです。
ではなぜ、無秩序開発だったのかというと、Wikipedia の『東京メトロ銀座線』の項にそのヒントがあります。
こう書かれています。
『浅草駅にて松屋浅草店、上野広小路駅にて松坂屋上野店、三越前にて日本橋三越本店、日本橋駅にて高島屋東京店、銀座駅にて銀座三越駅と松屋銀座と松坂屋銀座店、渋谷駅にて東急百貨店東横店と繋がっている』
実は、百貨店に地下鉄敷設資金を提供してもらう代わりに地下道との接続を許したのです。
これが無秩序地下街の歴史ですが、今となってはもう法的規制は難しいでしょうね。


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