小沢・鳩山体制が鳩山・小沢体制になっただけ?

昨日の民主党両院議員総会は鳩山氏を代表に選任した。
小沢氏に見られる田中派的な部分からの脱却は結局なかった。
朝刊各紙は一斉に新代表に対する注文や期待を書いたが、私には二つの点が目を引いた。
一つは、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏の『小沢を克服せよ』という署名記事である。
鋭い分析と文章のうまさはさすがプロだと納得させれた。
二つには、朝日新聞がほぼ応援一色の論評に丸まる一面を費やしたことである。
ここまでやるかという応援振りに驚かされた。
私は、今回の党首選は少なくとも国民や民主党員には岡田氏支持が多かった見た。にもかかわらず民主党は鳩山氏を選んだ。
つまり民主党は民意に反した。民意に反せざるを得ない事情があったというべきかも知れない。
民意が明確でありながら、それに従えないということは民主主義を党名に掲げる(多分?)民主党にとってこれ以上なく皮肉なことだ。
これまで民主党は、麻生総理に対して「民意を問うていない」と批判してきた。そしてそれは否定しようのない事実だった。
しかし、今回の党首選で、この台詞がそっくりそのまま民主党に帰ってくるのである。
なぜそんな当たり前のことが分からないのだろう?


Notice: compact(): Undefined variable: limits in /home/na-tive/www/lab_fujii/wp-includes/class-wp-comment-query.php on line 853

Notice: compact(): Undefined variable: groupby in /home/na-tive/www/lab_fujii/wp-includes/class-wp-comment-query.php on line 853