びっくりする絵本

H.A.レイというドイツ人の絵本『星座を見つけよう』を読んでいます。
絵本なのに難しい。もちろん、単純なむずかしさではありません。50を過ぎた中年男性には難しいのです。
子どもの時にこの本と出会っていればどれほど幸せだったろうと思わせる絵本です。
実際、初版が1969年4月5日ですから、私が小学6年になったばかりの時に発刊されています。そして、私がいま手にしているのが第82刷ですからびっくりする絵本です。
さて、私たちは『星』を見ることが本当になくなりました。あまりにも明るすぎるのです。
私は、今でも高校2年の時の田沢湖畔の星の多さをありありと思い出せます。また、その翌日には青森でジャコビニ彗星の天体ショーを見ていました。
以来、あれほど素晴らしい星空を今の今まで見たことがありません。
中学時代から山に登っていましたし、金もないので山でごろ寝をしながら日本アルプスはじめ日本全国の夜空を見上げていましたが、北アルプスでさえも意外に明るいのです。いささかがっかりしながら天の川を眺めていました。(星空の美しい冬は、ほとんど吹雪ですので、さすがに星空を見る余裕はありません。生きるのが精いっぱいで)
しかし、今となってみれば、そんな思いを抱いたことも贅沢でした。
自然に対する恐れや驚く心を現代人は忘れがちだったのかもしれません。もう一度自然を見つめなおす心を取り戻すときなのかもしれません。
※写真は五所川原の立佞武多の一部です。