気になる活褶曲

私たちの住む千葉県において、最も注意しなければならない地震関連の災害は、『津波』と『液状化』だと主張してきました。
それは、私が県議会に初当選させていただいて日の浅いころに、茨城大学名誉教授の楡井久先生から受けたレクチャーから導き出された結論でした。
鴨川低地断層については、専門家の間でも活断層なのかどうか意見が分かれていますし、現在までのボーリング結果では活断層ではなさそうな気がします。
さて、問題は、『活断層』ではなく『活褶曲』です。(「週刊東洋経済」2010年11月13日号に鎌田浩毅京都大学教授が指摘していました)
2004年10月に起こった新潟県中越地震において見られた活褶曲は、まさに台地は生きていることを再確認させられました。
太平洋プレートやフィリピン海プレート等によって絶えず巨大な力が加えられている日本列島ですから、新潟中越地震のような褶曲によって地震も起こります。
すると、仮に千葉県に活断層がなかったとしても直下型地震は起こることになります。つまり、結局のところ日本に住む限り地震と共生するしかなく、止めることができない以上、減災に知恵を絞るしかないということになります。
むしろ、直下型地震の確率が低いことを素直に幸いととらえつつも、それを油断しない心構えが必要です。
今後も、自助・共助・公助に油断なく努めていかなければならないと思います。


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