北千葉に高度処理施設を

千葉県水道局技術部浄水課『ホルムアルデヒド検出による断減水について』の第7報が入り、数十時間にわたる激闘は一応の終結をみました。関係各位の昨日からの奮闘に心から敬意を表します。本当にお疲れ様でした。
また、丸一日にわたり野田市、流山市、柏市、松戸市にはじまり八千代市、木更津市までもの議員諸氏から活動状況など様々な貴重な情報提供がありほぼ状況把握ができていました。ありがとうございました。
さて、水道局の第7報にはこう書かれていました。
『栗山浄水場については、午後6時40分から取水を開始しましたので、第6報でお知らせした区域を含め、千葉県水道局の給水区域での断水は、回避できる見込みです。』
ホルムアルデヒドの発生源については、群馬県を水源とする烏川らしいという程度で、まだ特定できていませんが、これほどの事件を引き起こすのですから相当大量に流れたのだと思います。
そうした発生源を割り出しての安全対策は当然として、今回、同じ江戸川に取水口がありながら、全く問題なく取水していた東京都の金町浄水場と千葉県の野菊の里浄水場の存在は特記すべきだと思います。
これら二つの浄水場に共通しているのは、水の『高度処理』を行っているということです、
これは、通常の浄水処理方法では十分に対応できない臭気物質、トリハロメタン前駆物質、色度、アンモニア性窒素、陰イオン界面活性剤等の処理をオゾンなどで処理するものです。
高度処理は、もともと『おいしい水』のために導入したのですが、ホルムアルデヒドのような化学物質対策にも力を発揮することがあらためて証明されました。
今回、断水したり、またその危機にさらされた松戸市はじめ野田市、柏市、流山市、我孫子市、習志野市、八千代市そして千葉県がつくっている北千葉広域水道企業団は、江戸川から取水する北千葉浄水場に一日も早く高度処理施設を導入すべきだと思います。
それが今回の教訓だと思うのです。


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