日別アーカイブ: 2016年10月7日

東日本大震災から5年

dsc_8135東北地方太平洋沖地震から5年。
千葉県の災害対策がどこまで進んだのか、いまだ解決されない課題は何か、9月議会で質しました。
その結果、以下のことが分かりました。

・防災専任職員がいない県内市町村が11団体。
・災害時業務継続計画が策定されていない市町村が32団体。
・支援物資の集積拠点が地域防災計画に定められていない市町村が9団体。
・津波避難計画が策定されていない市町村が13団体。
・避難行動要支援者名簿が作成されていない市町村が14団体。
・要支援者の個別支援計画が策定されていない市町村が45団体。
・非常用電源の転倒防止策がなされていない消防本部が1本部。
・災害拠点病院の耐震化率が85.7%。
・災害拠点病院22のうち災害対策マニュアルが未策定なのが1病院。
・災害拠点病院22のうち医療継続計画が策定されていないのが17病院。

平時に準備しておかねばならないことが山積しています。

動物愛護の最終ゴール

dsc_81129月議会で以下の様な質問をしました。その要旨をお知らせします。

この夏、京都動物愛護センターを視察させていただきました。
同センターは、ネコは100%引き取り手がおり、イヌは若干100%を切りますが、それでも殺処分はしていません。
京都という国際的観光都市の中心地に、これほどの拠点があれば、ネコもイヌもきちんと引き取ってもらえるだろうなと思いました。
同センターは京都の中心部にありますので、昼間は京都市獣医師会が事務所として活用し、夜間は手術が行える動物の救急センターとして、当番の医師が朝まで担当します。
さて、本県も職員やボランティアの方が涙ぐましいご苦労をされ、相当殺処分数を減らしてきました。その努力は、京都に勝るとも劣りません。
では、京都と千葉の違いは何か。それはセンターの所在地の違いだと思います。
飼育を考えれば、センターを町中に、というのは難しいと思います。しかし、動物愛護の「拠点」を町中に置くことは十分可能だと思います。
私たちが最終的に目指すものは、殺処分ゼロではありません。すべてのイヌやネコをただしく飼ってもらうことです。
動物愛護の心を育てるには人の目につくところに拠点を置かねばなりません。
そこでお伺いいたします。
千葉市や船橋市などの主要都市と連携を図るなどして、動物愛護の拠点を町の中心部に置くべきと思いますが、いかがでしょうか。