今朝の毎日新聞「季語刻々」は、表題の尾池和夫先生の句でした。この句の鑑賞は様々あることと思います。
気象庁が火山の定義を「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」に変えた時に思ったことがあります。それは『1万年』という時間の長さ、短さについてです。
たとえば「万葉集」は1300年ほど前のものです。その頃、富士山の煙が見えたのは有名な話です。
人類が誕生したのは20万年前。生命の誕生が38億年前。
私たちが生まれてこれたのは父母がいたからです。その父や母にもまた父母がいて、その父母にもまた・・・。この繰り返しが38億年前から営々と繰り返されて今日があります。つまり、いま私たちが生きているのは、気の遠くなるほどの悠久の時間があったからなのです。だから命は大切なのだとつくづく思います。
300年眠っている富士は、「命の大切さ」「命のしぶとさ」まで感じさせてくれました。
Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/na-tive/www/lab_fujii/wp-includes/formatting.php on line 4358