日別アーカイブ: 2011年2月24日

天下り4000人!(第499回)

今朝の読売新聞の『「天下り」民主政権で4240人』の見出しには言葉を失った。
「民主党政権発足後の2009年9月からの約1年間で政府とつながりの深い法人に天下りした中央省庁出身者が4240人に上る」と言うのである。
ちょっと待って欲しい!
民主党の2009年マニフェストは、特に「5つの約束」を強調して掲げ、その第一番目に『天下りを根絶します』と書いてあるではないか。
菅さんの2010年マニフェストにも第一番目にちゃんと『ムダづかいと天下りを根絶し、財政を健全化させます。』と書いてあるではないか。
私が一番憤りを感じたのは読売新聞記事の次の部分である。
『首相はこうした実態を把握していなかったと認め、「チェックしていく仕組みを作らなければならない」と改善を約束した。』
『天下り根絶』をマニフェストの主要項目に掲げていた政党が、実はチェックもしていなかったのである。
天下りの多さもさることながら、チェックをしていないというのは国民に対する裏切りそのものである。
マニフェストとは一体何なのか?
国民をだますための道具なのか?
まさに、鳩ではなくサギだった。
菅ではなく(マニフェスト)は案だった。
われわれはどこまで馬鹿にされるのだろう。