8月2日、コスモ石油千葉製油所の爆発火災事故の調査結果が公表されました。
地震が直接の原因ではありましたが、人為的なミスによる問題点も浮かび上がりました。
第一に、タンク検査のために水が満たされガスの2倍の過重かかっていたこと。
第二に、緊急時にガスを遮断する弁を開状態で固定していたこと。
特に、二番目の行為は法令違反であり、実は私が最も心配していたことです。
私は、6月22日の千葉県議会代表質問で、県当局にこう質問しました。
『仮に、津波火災が本県臨海部で起こるとすれば、石油コンビナートの損傷、被災船舶からの燃料漏出、高温反応炉の浸水による爆発、冷却すべき化学物資が停電によって常温発火、そして家庭からの出火といった原因が想定されます。(略)
本県でも津波ではありませんでしたが、市原市のコスモ石油千葉製油所の高圧ガスタンクから出火し、隣接のタンクに延焼して、断続的に爆発する事故がありました。
そこでお伺いいたします。(略)臨海部の工業地帯の石油化学事業者などへ有害物質流出対策の立案を指導すべきと思うがどうか?』
私の問題意識は、「自然災害を止めることは出来ないが、それに対処することが出来ない事態にしてはならない」というものでした。有害物質が流出してしまった場合がまさにそれに当たります。
ガス遮断弁が開状態に固定されていたということは有害物質が流出することに何らの問題意識を持っていないことになります。それは犯罪行為なのだと肝に銘じてもらいたいのです。
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