高知県黒潮町に注目しています。
同町は30メートルの津波が想定されることから、有難くない形で一躍有名になりました。
しかもその津波は、短時間のうちに押し寄せるというのですから、当初はあきらめにも似た気持ちになったもの理解できます。
しかし、ここから黒潮町の挑戦が始まります。
168の避難場所、295の避難路の整備箇所を見直したと言います。
また、世帯別の津波避難行動記入シートを作り、戸別避難カルテを作成しました。
このカルテを4600枚収集する予定で、カルテに基づいて世帯ごとの避難課題を抽出します。
町は町で、全職員約200人を町内14の消防団区に振り分け、自主防災組織と共に防災訓練を実施しています。
そもそも30メートルもの津波が来るとなれば、ハード対策は不可能です。「避難」というソフトで対応するしかありません。
本来であれば、黒潮町のような取り組みを全国各地で行わなければればならないと思います。
私も一度、彼我の取組みの違いを視察したいと思っています。
Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/na-tive/www/lab_fujii/wp-includes/formatting.php on line 4358