糸魚川火災のこと

20171115糸魚川火災 (2)2016年12月22日に発生した糸魚川市の大規模火災跡を視察させていただきました。
現地ガイドのKさんは、姫川の局地風について熱心に語られました。
実は、現地には能生から入りました。能生は、海岸線のすぐ後ろに山が迫っており、家々がびっしりと並び建っています。少しでも家を広くと木造3階建てが非常に多い街並みです。当然、ひとたび火災が発生したら広範囲な類焼を免れません。
いただいた「糸魚川ジオパークマップ」を見ると、能生の町を流れる能生川は南東から北西へ流れ、海への最後1.5キロほどだけが北へ直線の流れとなります。
一方、糸魚川市街を貫く姫川は、約6キロにわたって南から北へ一直線に流れていきます。これがK氏の言う風の通り道なのでした。
山岳地帯の峡谷を抜けてきた南風が、パッと開けた糸魚川市街地へ一気に襲い、火炎も火の粉も、消防の放水さえも風下の海へ吹き飛ばしてしまったとのこと。
こうした地形は全国に幾つもあることでしょう。火災も地形に大きく影響されることを再認識した次第です。


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