思い込みのメカニズム

20170424江戸川堤防浦安昨年の熊本は、最初にM6.5の地震が起こり、2日後にM7.3の地震が起こりました。気象庁は本震としていた4月14日の地震を「前震」に変更しました。
そもそも「前震」ですら国内観測4例目の震度7でした。そこに、これ以上大きな地震はないだろうという思い込みがあったのかも知れません。
2011年6月県議会の代表質問で、私は東京湾の高潮対策についても質問しました。外房の津波だけに絞らなかったのは、私が3番目の登壇であり、先の2人が取り上げることが想定されたからです。
外房と異なり東京湾は水深が浅く、また近畿に比べて周辺に縄文遺跡が多数残っています。したがって、東京湾岸は「津波の可能性は低いが高潮はある」という指摘をしたかったのです。
ただ、「津波の可能性は低い」という表現による安全かのような思い込み、高潮は津波ほど怖くないという思い込みを生じさせないように注意しました。
私は、旧江戸川に沿って歩いたことがあります。堤防が延び水門があり排水機場があります。高潮の際にはこれらが人や街を守る計画になっています。ところが、それら施設の老朽化は考慮されていません。
堤防は破堤せず、水門は閉まり、排水機は作動する。暗黙のうちにそう思っています。
行政には万全の体制を求めたいと思います。そのためにも行政も私たちも誤った思い込みをなくさねばと思います。
(※写真のプレートは、堤防が50年前の築造だとされています)

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