モニタリングの限界

青森県青森市1.8メートル
岩手県盛岡市14.7メートル
宮城県仙台市80.3メートル
秋田県秋田市23メートル
山形県山形市20メートル
福島県福島市1メートル
茨城県水戸市3.5メートル
栃木県宇都宮市20メートル
群馬県前橋市21.8メートル
埼玉県さいたま市18メートル
千葉県市原市7メートル
東京都新宿区19.8メートル
神奈川県茅ケ崎市4.9メートル
新潟県新潟市10メートル
山梨県甲府市17メートル
長野県長野市10メートル
上記は、もちろん16都県各地の海抜ではありません。
モニタリングポストが地表からどのくらいの高さにあるかの一覧です。(5月29日付千葉日報より)
千葉日報によれば「文科省から『地表から放射性物質の影響を受けない高さの目安として10メートルが推奨される』と聞いた」という自治体担当者の話が報じられています。
要するに、各地の放射線量の比較にはあまり意味がないということがわかります。
今後は、都道府県に限らず市町村においても少なからぬ地点において測定が始まることでしょう。
それぞれがばらばらに測定すれば、まったく無駄とは言わないまでも、あまりに非効率な運用となります。
とりあえず文科省でも官邸でも結構ですから、早急に一定の基準・測定方法を統一してほしいと思います。
また、測定地点がほとんど同じ場所でも大きく数値が異なることも承知しておかねばなりません。
たとえば道路よりも側溝の数値が大きく出ます。
汚泥には放射性物質が溜まりやすい性質があるようです。
そういうモニタリングの限界もまた十分にアナウンスして欲しいと思うのです。


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