今朝の日経新聞の『日銀強気 消えぬリスク』は興味深い記事でした。
その理由は『日銀は15日開いた金融政策決定会合で(略)物価上昇率の見通しを小幅に下方修正した』との点です。
日銀は2013年4月に「量的・質的金融緩和」を導入し、消費者物価を前年比上昇率2%にすることを目標にして、マネタリーベースが、年間60兆から70兆円に相当するペースで増加するように金融市場調節を行うとしました。
これによって、流通するお金は2012年末の138兆円から、2014年末には270兆円へと約2倍になります。しかも、昨年10月にはそれをさらに上乗せして、年間80兆円ペースで増加させるとしました。
一方、7月11日付の日経新聞のコラム大機小機では「魔笛」氏が、『日銀がインフレ目標を掲げても、企業は簡単に値上げなどしない。物が売れないときに他社より先に値上げすれば、シェアを失うからだ』と私が学んできた従来理論通りの指摘をしています。
インフレターゲット理論が正しいのか、従来理論が正しいのか、徹底検証をしなければならないと思います。
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