地方選に比例区?

今朝の朝日新聞の「ウォッチ」という囲み記事に「2人区の民意はいかに」という松村愛氏の署名記事があった。
今回の参議院選挙において12の2人区があったが、その多くが「無風」であり、自民・民主が1議席ずつ分け合う「指定席」だったというのである。
実は、この2人区の問題点は国政選挙に限らない。
千葉県議会の選挙制度見直しの議論においても、選挙区をすべて2人区にしてしまえという乱暴な意見があるのである。
その狙いは、言うまでもなく議席の指定席化である。
そこには、県民の意思をどう議会に反映させるかという発想はなく、ただ党利党略しかない。この点は厳しく糾弾されなければならない。
地方選挙は、国と異なり政権を争うものではない。
知事がいて、同時に議会がある。議会の中から知事が生まれるのではない。
しかし、今後の地方政治は議会が主導権を握る方向へ動いていくことは間違いない。
そうであれば、単なる地域代表としての議員という選出方法だけではなく、県民全体の意思の反映としての議会という捉え方もますます重要になるだろう。
必然的に、2人区の問題をどうするかは大きな検討課題となろう。
真に県民の意思を反映させるとすれば、それは比例代表と組み合わせるしかないのかもしれない。
地方選挙においても、いずれこの方向で議論が噴出する可能性は否定できないとみるべきであろう。


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