中国製冷凍ギョーザ(第171回)

1月31日、中国製の冷凍ギョーザが原因と思われる健康被害を受け、公明党千葉県議団は千葉県に対して「中国餃子による健康被害に関する申し入れ」を行なった。
被害にあわれたすべての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
さて偶然のなせる業か、まさに現在、公明党千葉県本部として「消費者から見た食品の安全性に関する意識調査」を行なっている最中である。
すでに集計作業に入っている調査用紙については、今回のギョーザ問題以前の調査ではあるが、回収されたアンケート用紙をみる限り、かつての中国の残留農薬野菜が決して過去の問題となっていないことに気付かされる。
最後の設問で食品の安全性について自由に書き込んでもらうことになっているのであるが、「中国産のものは買わない」「中国産は×」「中国産は見向きもしない」という厳しい意見が見られる。
失われた信頼を取り戻すことの困難さはしばしば語られるところであるが、そのうえに起こった今回の事件である。
中国は国をあげて信頼回復に向けて真摯な努力をして欲しいと思う。
食の問題は全方位である。
日付、添加物、農薬、遺伝子組換え、アレルギー物質、原材料、衛生管理、表示、栄養、味、値段などなど、ありとあらゆる分野についてきっちりとした管理が求められる。
こうした食品、食物を扱う人や機関の責務の重さを供給者は十分自覚して欲しい。そして同時に、消費者においても、それだけ厳しい責務を負いながら食物、食品を生産、流通、販売している供給者がいるということを受け止めねばならないと思う。
食の安全には、この両者の意識の高めあいが必要不可欠なのだと思うのである。
意識調査については、分析結果がまとまり次第、なるべく早く公表してまいりたい。


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