『地方分権』道遠し、『道州制』道険し

今日の千葉日報に『全頭検査、大半が廃止へ』という記事がありました。
月齢48カ月以下の牛についてはBSE(牛海綿状脳症)の検査を行わないという方針を国が打ち出したのに対して、大半の自治体が廃止方向だという内容です。
記事によれば、国は「各自治体が最終決定に至るまでコミュニケーションを図っていきたい」とし、自治体は「他の自治体の動向を見極めたい」「国の積極的な調整が必要」というのです。これでは『地方分権』道遠しと言わざるを得ません。
そもそも何故一律にしなければならないのでしょうか。なぜ自治体に任せられないのでしょうか。
BSEの全頭検査ですらこうなのですから、ましてや『道州制』道険しです。
たとえば、いま多くの自治体が『カジノ』の導入について研究をしています。
私は、正直なところ賛成ではありません。しかし、世界中の豪華客船の中にカジノがあるなかで、日本に寄港した時は法律で船内カジノを行えないというのはいかがなものかと思っています。これでは外国からの観光客は日本を敬遠してしまいます。
道州制になれば、わが道州の港に限ってはカジノを認めるというところもでてくるでしょう。これなら特別な経済警察もいりませんし、市民生活にかかわりなく外国の観光客は楽しむことができます。
こうした政策判断に地方が関与することが大事なのであって、何から何まで全国一律では、地方はいつまでたっても政治的な成熟ができないと思うのですがいかがでしょうか。


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