政策立案の藤井システムを(第236回)

公明党千葉県本部に14のプロジェクトチームが立ち上がった。
政策立案の大きな核に育って欲しいと思う。
政策というのは難しい側面がある。政策は10年後を語っても評価されないのだ。
政策はあくまでも明日を語らねばならないのだ。
つまり、本質を追求していくと評価される政策にはならない。
 次の議会ないし次の次の議会の質問として使える内容こそが評価される政策ということになる。
このような政策を立案することがPTの目的の第一義である。
しかし、それだけではさびしい。誤解を恐れずに言えば、多数派の政策ではなく少数派の政策を目指して欲しい。
何年も前の話だが、あるラジオ番組で当時の羽生名人が「いまの定跡は10年後の定跡ではありえない」と断言したことが耳に残っている。
何とすごいことを言う若者かと思った。
当時の将棋界は居飛車全盛時代で、振り飛車をさすのは、森安ほか数人しかいなかった。居飛穴の猛威が将棋界を席巻していた。
その後、藤井猛九段の「藤井システム」 の出現で振り飛車が復活したとき、私はあの『羽生発言』を思い出して膝を打ったものだった。
そのような常識を打ち破る政策をも打ち出して欲しい。
現実に対応した政策と時代をリードする政策、この二段構えを目指すのがPTの醍醐味だと思う。
目指すべきは、現実に即した「サムシング・ニュー」であり、「サムシング・ディファレント」である。


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