究極の市況商品?(第241回)

それにしても一時期のガソリン価格の値上げは凄まじいものがあった。
千葉県内のレギュラーガソリン価格の統計数値(財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター調べ)を見ると、平成20年4月にはリッター130円だったが5月158円、6月171円、7月180円、8月183円とぐんぐん上がっていった。
そしてその後は、9月172円、10月161円、11月134円、12月117円と嘘のように下がっていった。
もちろんこれだけで断言すのではないが、もはや石油は、トウモロコシや砂糖などのような市況商品であり、見方によれば金融商品だと言うことである。
市況商品であればこそ実需と切り離され、その時々のマーケットの状況によって価格は自由奔放に乱高下する。
そして、数ヵ月後いくらになる、1年後にいくらになると言う予想が誰にも立てられない商品だというわけだ。
おそらく、今後もこのように世界中から資金が流れ込む商品がどんどん増えていくのだろう。
そうした目で見ていると、夕刊(1月19日 読売新聞)に『カカ移籍 総額300億円報道』とあった。
アラブ首長国連邦の王族がオーナーであるマンチェスター・シティーがACミランからエースを引き抜こうと言うのである。
もしかしたら究極の市況商品は世界のアスリートたちかもしれないと思えてきた。


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