消防団員をどう守るか

今朝の朝日新聞に『津波、水門閉鎖より避難』『国交省指針 消防団員向け改定』と言う記事がありました。
私の心の痛みだったテーマの一つが消防団員の命の問題でした。
東日本大震災では死者及び行方不明254人という多くの消防団員の方々が犠牲になりました。このうち水門や陸閘を閉鎖したり、避難誘導にあたって亡くなった方々は59人に上りました。
消防職員でもない民間人が、命の危険にされされている現状はなんとしても改善しなければなりません。
とは言え、対策は現状のところ、水門や避難誘導よりも本人の『避難』を優先するという方法しかありません。
そこで、岩手、宮城、福島3県の沿岸37市町村のうち17市町村が消防団員の退避ルールを見直しました。その状況が報じられたのが昨年12月12日の読売新聞でした。
私としては、残る市町村はどういう結論を出すのかを注視していましたが、それより早く本日の新聞で国交省が指針を見直すと言う記事がでたのでした。
実は、同じく昨年12月14日の岩手新聞には『岩手、宮城、福島3県の消防団員は、1年半たっても5人に一人が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症する可能性が高い』という記事がありました。
今まで研究対象にもされていなかった分野です。
現在、千葉県では水門閉鎖を自動的に行おうという計画を進めています。自動閉鎖がすべてを解決するものではありませんが、より具体的に、より実践的に解決策を見出す努力をしてまいりたいと思っています。


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