お正月は「箱根駅伝」

お正月といえば、箱根駅伝でしょう。
今年もわが母校「創価大学」からは、学連選抜で往路4区を山口修平さんが走りました。
応援に行った人から、彼のお母さんは「あの子は体が小さく細いので風が強いと飛ばされてしまいます」と心配されていたとの話を伺いました。しかし、そのなかで1年生ながら区間6位と大健闘したのは将来が楽しみです。
さて、レースとして一番印象に残ったのは、復路の2位3位争いでした。
先行する日体大に対して、2位3位争いをしたときにランナーは何を考えて走るかです。
「何としても2位を確保しておかなければならない。駆け引きをしよう」
「ともかく日体大を負わねばならないのだから駆け引きで余計なエネルギーを使っている場合ではない」
この二つの考え方があります。ランナーが何をどう考えながら走っているのか、箱根駅伝が終わってからの楽しみでもあります。
もう一つ印象に残ったのは、往路優勝した時の日体大の監督の言葉です。
「嬉しいだろうが舞い上がってはいけない。復路も優勝なんて考えてはいけない。常に前に2、3校いるつもりでいく」
これは「勝って兜の緒を締めよ」「常にチャレンジャーの気持ちで」ということなのでしょう。
この監督は、昨年敗北した時に「自分が変わらなければチームは変わらない」とおっしゃっていました。さすが優勝チームの監督はすごいなと思いました。
実は、私は中学・高校時代のマラソン大会では常に学年1位でした。1位になるためにはどうしても駆け引きが必要となります。
駆け引きとは体力ではなく、精神面での戦いです。
今回の駅伝で、箱根の登りで1位を奪還した日体大の服部さんはインタビューでこう答えていました。
「山登りは心が折れてはダメです。強気で攻めていきました」
このように今年の箱根も感動的なドラマを見せてくれました。
勝ち負けを超越してすべての関係者にとって、そしてすべての人にとって本年が良い年でありますことをお祈りいたします。


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