他人事ではない救急医療

昨日(7月19日)の毎日新聞の『国保旭中央病院が来月導入』『「日本一」の救急集中抑制へ』という見出しが目につきました。
8月1日から、旭中央病院では『時間外の救急外来患者のうち軽症の場合は一律5250円を自己負担する「時間外選定療養費」を来月1日から導入する。』という記事です。
重症患者を受け入れるためにはやむを得ない措置であり、導入は時間の問題と思っていました。
さて、この記事を東葛地域なかんずく松戸の人たちはどう考えるでしょうか?
私は松戸の売りは、かねてより医療だと主張してきました。しかし、市立病院の建て替え問題で医療行政は揺れに揺れています。
たとえ第3次救急ではなくとも、仮にも市立病院クラスの病院が一つなくなったら大変なことになります。
実際、市川・浦安市民病院がなくなるに際して、私は浦安の順天堂に外来患者が押し掛け、順天堂がギブアップし、それが葛南地域の病院群に伝播し、その影響は東松戸病院含め松戸にも間違いなく及ぶと警鐘を鳴らしました。
まさに、旭中央病院の措置は、この東葛地域でも他人事ではありません。
病院は、10年後どころか20年後までのその地域の医療水準を決定づける重要施設です。
しかも、医師はじめ医療スタッフの確保がこれほど難しい時代はありません。
ますます進む高齢化の進展とともに、救急医療をめぐる問題は今後も伝播拡大することを覚悟しなければなりません。


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