放射線測定値の傾向

今日、『広報まつど』6月1日号が届きました。
定点の17か所として、保育所、小学校、公園の放射線空間線量を昨年5月~6月(初測定値)と本年5月(最新測定値)と比較しています。
たとえば、21世紀の森と広場は、昨年測定値が0.257でしたが、今回は0.180と30%の減少率です。このように幸いなことに17か所全てで減少していました。
さて、私たちも放射線量の測定を継続しています。昨日は、阿部県議、秋林県議と柏の塚本市議とともに、流山市から柏市を経て手賀沼に流れ込む大堀川流域の放射線測定を行いました。全般的に高いことが非常に気になります。
大堀川の人が歩く土手と人があまり歩かない川辺を5、50、100センチの高さで測っていきます。
測定結果から言えることは、5センチ~100センチの高さにおいても、土手と川辺の違いおいても、川の上流、下流といったと場所においても空間線量には全く関係がないことです。つまり規則性が見出せません。
結局のところ、泥土の溜まっているところが高い、芝などの部分が高いという以外にこれといった傾向はありません。
最も高かったのは、千葉県手賀沼下水道事務所近くの昭和橋のたもとでした。
普段、人が歩く土手では、毎時0.3マイクロシーベルト前後でしたが、川の流れに近いところまで下りて測ってみると、実に1.3~2.3という非常に高い数値です。
あまりないことかもしれませんが、水辺で釣りをするというのは控えた方が良いということは言えます。
要するに、規則性が見いだせないということは、たとえば学校の総合学習などで川辺の調査を実施するといった、そこで何かをする場合には必ず放射線測定をしてから行うを大原則とする、これ以外にないということが私たちの知見です。


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