八ツ場ダムは中止なのか継続なのか?(第353回)

3月19日に千葉県議会2月定例会は閉会した。
2月議会の焦点は言うまでもなく予算案の審議である。
私自身、予算委員会理事として委員会で2度登壇させていただいた。
さて、今回の千葉県平成22年度予算案の焦点の一つは八ツ場ダムの建設負担金の計上であった。
民主や社民の委員は、「前原国交相が建設中止と言っているのに県が負担金を予算計上したのはけしからん」と主張した。
これに対して県は「実は正式な中止要請が来ていない。また中止の手続きもなされていないので法律的には継続している」と反論した。
予算計上の仕方についても「継続となったときに(増額の)補正予算を組めばよい」という主張と「中止となったら(減額の)補正予算を組めばよい」という主張とに分かれた。
率直に言えば、民主党は「子ども手当」についても全額国庫負担といっていたのが、最終的は地方へ負担を求めてきた。
後期高齢者医療制度も廃止するとしていたのを結局は見送った。
高速道路の無料化も大きく後退した。
普天間基地問題も発言がコロコロ変る。
政策の良し悪しよりも、民主党政権は最初に言っていたことがどんどん変っていまうというブレ が問題なのである。
原理原則がまるでないから、簡単にブレる。
ブレるから、まわりのわれわれは先の見通しを立てることができない。
今回焦点となった八ツ場ダムについても、いつなんどきコロッと変るか分らない。
結局のところ、千葉県の主張どおり、負担金は予算計上しておくほうが安全だと思われる。
考えていることはみな同じと見えて、はたして東京も埼玉も茨城も栃木も群馬も6都県そろって予算計上となったのである。