放射性物質除染プラン

本日『千葉県放射性物質除染プラン』が発表されました。
『ホットスポット』という思いもよらない問題が発生し、これまで知事に申し入れを行い、また県が調査できない県立都市公園や河川流域、中小の公園などの放射線測定を続けてきました。
終末処理場や浄水場の調査では、その一部が千葉テレビに放映されたりもしました。
さて、このプランによると、まず目標が『空間放射線量が毎時0.23マイクロシーベルト未満』を目指すとなっています。
私たちのこれまでの調査経験からみると、この除染は相当難しいように思います。
その理由は、第一に、0.23を超えるところが相当広範囲であること。
第二に、そこまで落とすとなると撤去する土が相当多くなるだろうということです。
もちろん、目指す目標に異論はありませんので目標の数値をあげるようなことはあってはなりません。
上記の二つをクリアするためには、天地返しの手法を使うか一時保管場所の確保が必要です。天地返しでよいのか私は研究が必要と思いますし、一時保管場所の確保はやはり困難でしょう。
また、民主党政権がどう考えているのか今ひとつわかりませんが、それ相当の費用負担は考えてもらわねばなりません。
地元市長の言うように、まじめに考えているのか疑問符がつけられるような国の予算では困るのです。
今回の県のプランでは、優先度の高い施設46のうち、松戸市内のものは、松戸・つくしの2特別養護学校、松戸・小金・松戸南・松戸馬橋・松戸六実・松戸向陽・松戸国際の7高等学校、胡録台・六高台・金ヶ作の3県営住宅、西部防災センター、西部図書館の合計14施設となっています。
これらの除染期間は平成25年度末までの予定です。これを一日でも早期に終えるようしっかりと働きかけてまいります。


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