焼却灰保管状況を調査

3月21日、千葉県議会環境生活警察常任委員会の閉会中調査で柏市南部クリーンセンターと手賀沼終末処理場の焼却灰の保管状況を視察しました。
上の写真は、柏市南部クリーンセンターのメンテナンス用の通路です。ここを新たな焼却灰の置き場にするとのことです。毎日5~6本のドラム缶が溜まっていきますので、いったい何日で満杯になるやらという感じです。
下の写真は、手賀沼終末処理場の汚泥焼却灰です。
地面にコンクリートを打ちテントを立てます。そのなかにフレコンバッグに詰めた焼却灰を保管します。現在は3棟で保管していますが現在新たに10棟立てていました。
それぞれの放射線量を測りますと、手賀沼の方は毎時2マイクロシーベルト前後でしたが、柏の方は4~7マイクロシーベルトと非常に高い値です。
柏のクリーンセンターは焼却灰を溶融するプラントになっていることから、それだけ濃縮されるものと思われます。
たとえば3月19日に測った市川市クリーンセンターの焼却灰放射線量が高いもので、毎時0.7マイクロシーベルトだったことを考え合わせれば、柏市南部クリーンセンターはその10倍ということになります。
さて、手賀沼終末処理場は敷地内の一角に東葛地域の焼却灰を一時保管することが検討されています。
我孫子や印西の市議会は他市からの焼却灰持ち込みに反対しています。どの自治体であれ、いずれは保管しきれなくなることは自明です。この先、次から次へと保管場所を求めることになるのだろうと思います。
世界のどこでも例外なくある『Not In My Back Yard』という考えをどこかで改めざるを得ない状況になることでしょう。本気になって議論する国へ脱皮する以外にないのだと思います。


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