がれき受け入れについて

今朝の新聞各紙に、市川市が東北の震災がれきを受けれるという報道がありました。特に、東京新聞は『市川市、がれき「受け入れ」 』と大きな見出しで報じました。
記事をよく読めば、最終処分場が確保できればという条件付きなので、おそらくほとんどの自治体は同意見だと思います。
朝日新聞17面のオピニオン面には、『西日本に運ぶのは間違い』だと主張する関西の大学教授のにわかには信じがたい発言がなされています。
「わざわざ放射性物質を運んでくるのは間違いです。日本の将来を考えたとき、被曝する人を1人でも減らし、汚染されていない土地を残すのは重要だと考えます。」
このような、東日本はもはや汚染されてしまった地域であり、関西を汚すなというのが関西の主流意見だとは到底思えませんが、公の場でそう主張する人がいるということに驚きを禁じえません。
がれきについては当然のことながら放射線量を測って安全性を確認したうえで広域処理となるのですから。
あの福井の水害に際して、関西が水害による廃棄物処理でみせた圧倒的なボランティア精神に私は心から敬意を持っていました。
しかし、放射能というものに対するアレルギーが日本人のボランティア精神を打ち砕くとしたら実に情けないことです。
放射能に対する正確な知識、放射線に対する情報公開があまりにも立ち遅れていることを反省しなければなりません。
そして何よりも政府は国民の信頼を取り戻すことに全力をあげてほしいと切に願います。


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