予算委の悩ましさ

千葉県会議員は、基本的に一年に一度しか議会での登壇チャンスがありません。
私は、この3月5日と3月7日の予算委員会で2度発言の場をいただきましたので、次の登壇はなんと来年の2月議会での代表質問ということになります。
もちろん、会派としては毎議会で代表質問に立ちますので、県を質せないという意味ではありません。質問したい問題については原稿を書いて登壇者に渡せばいいのです。ただ、自分が質したいことを自分で質すことができるのが年に一度というわけです。
予算委員会は3日間あり、持ち時間は毎回27分ずつです。この27分もこちらの質疑と理事者側の答弁を含んで27分です。この方式を「往復で27分」といいます。
一方、私たちの会派からは二人の委員が選出されます。一人が理事になり、初日と3日目に質疑、もう一人は2日目に質疑し、さらに採決時に討論に立つことにしています。
今回は、私は理事でしたので初日と3日目に質疑に立ちました。
さて、問題はこの27分の中でどういう質疑をするかです。
「質問しっぱなし、答えっぱなし」の本会議方式とは異なり、一問一答方式なので特定のテーマを議論しながら掘り下げることがポイントになります。
狭く深く質疑をしたいのです。すると27分ではせいぜい2テーマということになります。
今回の初日は、児童相談所の一時保護所の人員体制の問題と医師キャリアアップセンターの運営費確保の問題を取り上げました。
3日目は、ひとり親家庭医療費の現物給付実施についてと千葉県が関係している各種ファンドの問題を取り上げました。
このうち最後のファンドの問題ははたして時間が足らず、もう少し議論したい部分を割愛せざるを得ませんでした。
27分という限られた時間の中で、答弁の内容も長さもわからない一問一答は本当に難しいものです。まさに時間配分との戦いです。
時計を見ながら、もっと簡潔な答弁をと願いながらこちらの論理を組み立てねばなりません。
欲を言えばきりがありませんが、もう少し何とかならないものかといつも思ってしまいます。


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