一つの大いなる挑戦

幸谷町会の方々が高齢者見守りボランティアを開始しました。
普通の高齢者見守りと言えば、かつてはヤクルト配達による安否確認が一般的でした。
ところが、この幸谷の手法は少し違うのです。この「見守り」に「医療」を結びつけたのです。
まず、自動的に電話を掛ける機械を医療機関に置いておき、登録した高齢者に電話をします。
元気なら「青」、ちょっと調子が悪ければ「黄」、体調不良なら「赤」という返事を返します。
「黄」や「赤」なら、医師が電話でアドバイスをします。
問題は、返事がない場合です。
この場合は、機械は2回コールしますが、それでも返事がなければボランティアの方に通報がいきます。
ボランティアの方は、さらにもう一度電話をして、それでも返事がなければその高齢者の家を訪ねるという流れになっています。
これからのわが国は、ますます高齢化が進みます。つまり高齢者の単身世帯や高齢の夫婦世帯が急激に増加します。
その時の安否確認をどうするか?が大きな問題となります。
松戸のような都市部であれば数十人の高齢者を見る医師が見つかるでしょうが、そもそも医師が不足している地域ではこのシステムは成り立ちません。
仮に、すべての人がこのシステムに入るとなると、イギリスのような「かかりつけ医制度」を導入する以外にありません。
かかりつけ医制度を導入すれば、医療費も削減されるのでこうした新しい安心システムも成立します。
このほど始まった幸谷町会の大いなる挑戦は、将来はるかに進んだ高齢化に対応するシステムに進化する可能性があると、私は思うのです。


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