昨日8月3日の日経新聞に『社会保障費「自然増」の謎』という興味深い記事がありました。
見出しの傍らに『5000億円?1兆円?』という数字が出ています。
社会保障費の自然増が『毎年1兆円』ということが常識のように語られているのを聞くと、私はいつも誤解を招く話だと思うのです。
今回の日経新聞は、囲み記事も載せて『給付費全体は2兆円増』としていて非常に良心的です。
そうなのです。給付費全体は2~3兆円なのであって、そのうち政府予算の歳出部分が1兆円だというのすぎないのです。
ただ単に、自然増1兆円と見てしまうと問題の本質を見誤ります。
政府は、この歳出部分の自然増を5000億円抑えようとしているのであって、仮にそれが実現できたからと言って、社会保障の総額が減るとは限らないという認識が大事なのです。
この認識がないと議会での審議がまるでかみ合わなくなることを議員は自覚すべきでしょう。
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