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九州の火山と原発

桜島今日、鹿児島県口永良部島の新岳が34年ぶりに噴火しました。島民の皆さんの不安を思うと心が痛みます。
川内原発からの距離は154㎞ですので問題はないと思いますが、やはり原発と火山との関係は気になります。
たとえば、川内原発から40㎞離れた姶良カルデラの影響評価はこういうものです。
『破局的噴火の活動間隔(約6万年以上)は最新の破局的噴火からの経過時間(約3万年)に比べて十分長いこと(略)から、破局的噴火までには十分な時間的余裕があると考えられる』
一方、加久藤・小林カルデラは、活動間隔が約20万年前に対して経過時間は約33万年です。
こちらの評価は、経過時間に比べて活動間隔が短いので『破局的噴火を発生させる供給系ではなくなっている可能性等が考えられる』としています。
何だか危ない火山が無くなってしまう理屈にも聞こえます。それに、むしろ破局的噴火に至らない噴火の評価が必要な気がします。
(※写真は桜島です)