東京湾奧には弱点多々

今日の読売新聞朝刊の1面トップと31面の関連記事は、私の危機意識とまったく同じでした。
1面の方の見出しは『2水門・4防潮堤 閉鎖失敗』、31面は『全閉鎖 第1波の30分後』です。
記事には次のように書かれていました。
「3月11日に津波警報が発令された際、国や東京都が管理する(略)「防潮設備」計6基が閉鎖できず、津波の第1波到達に間に合わなかったことが分かった」
「手作業で操作する必要がある設備は外部業者に委託しており、震災直後から電話がつながりにくく業者と連絡が取りにくくなり、現場に急行した係員も渋滞で身動きができなくなった」
実は、私が今後の津波に際して一番問題意識を持っているのが東京湾の防潮体制なのです。
今回のような事態は大阪にもあり、大阪の実験ではすべて閉鎖するのに3時間かかったという事例すらあります。
ですから、私は先の6月議会で東京湾の高潮対策を取り上げたのです。
防潮堤や陸こうなど千葉県は千葉市にゆだねております。千葉市はきちっと対応できるのでしょうか?
詳細は、平成23年6月定例会の私の代表質問でのやり取りを見ていただきたいと思います。
現実的には、読売新聞にあるように『電話がつながらない』『渋滞で動けない』ということになろうかと思います。
そうであるならば、そういう事態の際に、どういう場合にはこういことをするというマニュアルをあらかじめ決めておくしかありません。
東京湾の管理自体は千葉県ではない、ということが県の動きを鈍くしているような気がします。
しかし、県民の命と財産を守るというのならば、千葉市ほか関係市や東京都、あるいは国と手順を確定する中で、それら団体がちゃんと業者と連携を取っているかも、県民になり替わって確認してほしいものです。
こういうことはやりすぎて無駄になる方がはるかに良いわけですから。


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