何としても守りたい『松戸市立病院』(第465回)

松戸市立病院が開院したのは昭和25年11月25日のことである。
所在地は小山浅間台705だというので、今の第二中学校の隣接だろうか?
昭和42年に『国保松戸市立病院』となったとされているので、現在の地に移転したのだろう。
その後、昭和58年には小児医療センターが完成し、小児救急の重要拠点となった。
松戸市はもとより東京や茨城からも難しい小児治療に搬送されてくる小さな患者さんがいる。
掌に乗るほどの赤ちゃんを救うことができるのだ。
そんな現場に立ち会うと何としてもこの病院は守らねばならないと決意を新たにする。
昭和60年には第三次救命救急センターの指定を受け、平成8年には災害拠点病院の指定も受けた。
平成20年2月8日には、『地域がん診療連携拠点病院』の指定を受けたが、この指定にあたりわずかばかりではあったが私自身がお手伝いできたことはひそかな誇りである。
この病院は何としても守りたい。
今後の少子高齢社会にあっては、医療ニーズは高まりこそすれ低くなることは考えられない。
おそらく今後は医療サービスを提供できない地域には人が住まなくなるだろう。
もしかしたら、地域によっては医療サービス提供機関の近くにお年寄りに住んでもらうような『集住』制度を導入することになるかもしれないとすら思う。
今の市長が主張する病床3分の1減という案で本当に市民の健康や命を守ることができるのか疑問と不安を覚える。
現在行われている検討委員会では市民のための観点から正しい判断をして欲しいと切に願うものである。


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