沖縄詩歌集をよんで

今日の公明新聞に詩人の鈴木比佐雄さんの「沖縄詩歌集を編んで」というエッセイが紹介されていました。
沖縄慰霊の日(6月23日)に刊行された『沖縄詩歌集』を、私は歌人の橘まゆさんからご恵送いただきました。
詩歌集は、序章「大いなる わななきぞ」から最終章「大事なこと、いくさを知らぬ星たち」まで考え抜かれた構成になっています。
その最終章に印象に残る詩がありました。
『星が降るよな読谷村 / 母さん遺したおちゃわんに / 星を集めて 眠りましょう / いくさを知らぬ星たちは / きらきら きらきら 光っている / ひとりぼっちは いやだから / わたしも星になりましょう』

人の目で見える最も遠くのものは星(アンドロメダ銀河)です。
その星から見れば、地上のいくさの愚かしさはこれ以上ないくらい歴然なのでしょう。
そんなことを考えながら、今日は夜空を見上げてみようと思いました。


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