今朝の各紙は福島第一原発第2号機の溶け落ちた核燃料が圧力容器の底に残っている可能性を報じています。
そこで、ネットで鉄とコンクリートの融点を調べてみると鉄が1538℃とすぐに判明したのに対し、コンクリートの融点がよくわからなかったのが意外でした。
冷却水を失った核燃料は2800℃の高温になりますので、鋼鉄製の容器を溶かしながら落ちていきます。コンクリートの融点が鉄より高いとは思えませんのでコンクリートも溶かして落ちていくでしょう。
その一方で、周囲のものを溶かせばその分密度は低くなりますので、いかに重い酸化ウランとは言え「どこか」で止まるはずです。
この「どこか」というのを、計算すれば簡単に出せるものと私は思っていました。
ところが、各紙ともこの理論上の数値には触れていません。もしかすると、こんなことすら私たちの「科学」はわかっていなかったのでしょうか?
時々報じられる「事故」の一つ一つが驚きばかりというのが私の実感です。
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