今後の社会保障のカタチ

本日の日経新聞「日曜に考える」は社会保障改革がテーマでした。
この記事での井伊雅子一橋大教授の意見は、今後の社会保障改革の方向性を透かし見る気がしました。
同教授は、診療所までが高価な医療機器を導入せざるを得ない行き過ぎた自由競争や高度医療提供病院が多い地域ほど医療費が高いと指摘し、「出来高払いをやめて、地域の人が健康になることで医師の収入が増える仕組みの導入」が必要としています。
教授の発言はいちいちもっともであり、説得力があります。しかし、専門家ではない私には、同教授の結論もまた実現が相当難しい気がします。
現在、都道府県は地域医療構想の策定が義務付けられていますが、その内容について厚労省から効率一辺倒の『技術的助言』が入りはしないかということも心配なのです。
診療報酬制度は、結局、国民自らが選ぶものであり、そのために行政は正確で精緻なデータの収集と公表に最善の努力をするということなのだろうと思うのです。


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