御嶽山の噴火

asokakou御嶽山の噴火はとうとう戦後最悪の死者数となってしまいました。
中学時代から山に登り、「日本火山の会」会員でもある私には他人事とは思えません。
岐阜県が作成した「御嶽山火山防災マップ」をみると上空の卓越風は東だとされています。
登山者がそれを知っていれば、当然それ以外の方向へ向かって火山ガスを避けようとするでしょう。しかし、登山者がハザードマップを見ていたかどうかはわかりません。
そういう視点で今回の遭難を考えると、行政はハザードマップ作成の義務があり、登山者はそのマップを必携とすることが重要です。
深田久弥氏の「日本百名山」のうち、新しい活火山の定義に該当する山が30座あります。しかし、そのうちハザードマップがあるのは半数程度に過ぎません。
火山についてはわからないことがあまりにも多く、だからこそハザードマップが必要なのです。
これからも行政に早期作成を強く求めてまいりたいと思います。
ただし、日本は火山国であるにもかかわらず、現実の問題として火山学者があまりにも少ないことも大きな問題なのです。
(写真は日本最大の火山・阿蘇の火口です)


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