人口減少と地方債

わが千葉県の公募債は本年度も200億円を年利1.555%で発行しましたがすぐに売り切れました。
地方公共団体は一般企業と違って倒産しません。夕張市も財政破綻はしたものの、今でも予定通りにしっかりと債務を返済しています。従って、投資対象として社債と地方債を比べれば後者の方が安全性は高いことになります。
ところが最近、人口減少による『自治体消滅』ということが言われ始めました。50年後には4100万人が減少するという国の推計です。もとより日本国民はどこに住むのも自由。その自治体からの転出も自由です。
自治体が無くなってしまったら、その債務は誰が払うのでしょうか。国が払ってくれるのでしょうか。「それは投資家の責任だ」と言うに違いありません。
このように、人口減少はあらゆる分野におよび、人の行動に大きな影響を与えることになります。


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