ほとんどの市町村で安くなった長寿医療保険料(第201回)

長寿医療制度の保険料は、これまでの国民健康保険料と比べて『高所得者は高く、低所得者は安く』なるとされている。
ところが、自治体によっては市町村税を投入して、他のところよりも国民健康保険料を低く抑えていたところがある。
そうした特別なことをしていた自治体は今回の制度改正で保険料が高くなった可能性がある。
そこで、千葉県内すべての市町村の保険料比較を以下の4つのケースについて検証を行なった。
 ?お一人の世帯で年金が月額66000円の場合
 ?お一人の世帯で年金が月額16万7000円の場合
 ?夫婦で共に年金が月額66000円の場合
 ?夫が16万7000円で妻が66000円の場合
結論として
県下36市のうち、すべてのケースで後期高齢者医療制度の方が安くなるのが30市。
すなわち83.3%の市で保険料が安くなっている。
20町村のうち、すべてのケースで安くなっているのが17町村。
すわなち85%の町村で保険料は安くなっている。
わが松戸市においても?では4164円、?では1万9488円、?では1632円、そして?では1万2084円安くなっている。(すべて年額)
その一方で4つのケースで保険料が上がったのが浦安市、3つのケースで上がり1つのケースで下がったのが船橋市、2つで上がり2つで下がったのが千葉市、習志野市、山武市、一宮町の3市1町、1つで上がり3つで下がったのが南房総市、御宿町、鋸南町の1市2町である。
?で最大に下がったのは横芝光町の2万3808円、逆に上がったのは浦安市のみで1200円。
?で最大に下がったのは長南町の4万5600円、上がったのは浦安市と一宮町で、一宮は1万800円上がっている。これは正確なのだろか?
?で最大に下がったのは横芝光町の2万604円、上がったのは浦安市の7188円。
?で最大に下がったのは茂原市の3万8196円、上がったのは一宮町の2万9004円。
下がったところは今までが高すぎた?上がったところはその逆?ということなのかも知れない。
今後は全県4市町を除いて一律となる。


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