波浪対策は万全か?

柏崎刈羽原発6,7号機の再稼働に向けて新潟県知事が東電の方針に反発しています。報道によれば、柏崎刈羽のみならず北は泊から南は川内までの5原発が8日に再稼働を申請するとのことです。
原発をつくるには、まず港が必要です。港は波高を予想した設計をしなければなりません。
柏崎刈羽については100年に1度という波を想定して設計されていますが、当時はそんな波高を決定する数式がありませんでした。
そこで、京都大学防災研究所、東電設計、五洋建設の3者のプロジェクトチームでそれに当たったのだと聞いています。
一方、千葉県も含め日本列島の海岸線はどこもかしこも海岸浸食が進んでいます。
河川氾濫を防ぎ、可住面積を増やし、農業生産を飛躍的に伸ばした反面、自然を制御することなど不可能なのだと痛感します。
海岸浸食によって、波が砕けずストレートに来れば、さらに海岸を削っていきます。当然、波高も波の周期も港建設時の設計とは異なっているのではないかと想像します。また、全国各地の堤防が老朽化している中で、原発の港が例外であるはずがありません。ところが、原発の港に関する報道を見たことがありません。
老朽化したインフラの対策を真っ先に講じなければならないのが全国の原発であることは自明です。地球温暖化に伴う波浪についての対策も万全を期してほしいものです。


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