ハッキングがビジネス?になる時

夕刊各紙は、パソコン遠隔操作事件の片山被告が4度目の逮捕となったことを報じています。
この事件は愉快犯の部類でしょうが、企業の重大な情報をハッキングによって入手し、その企業を脅迫するという犯罪があります。
昔、エドワード・E・スミスのスペースオペラ「宇宙のスカイラーク」のシリーズをよく読んでいました。
主人公は、敵に囚われの身となっています。しかし、敵が窮地に陥るような重大な情報を牢屋の中で考えついて、敵と取引をして解放されるという設定でした。相当無理のある設定だなと思っていましたが、現代社会はPCさえあればアイデア一つでビジネスも犯罪も可能です。
実際、PCをウイルス感染させ、ネットバンクの口座から不正送金させる犯罪が起こっています。わが国の不正送金の被害額は35都道府県の56金融機関の160口座で年間約3億円とされています。
もちろん、アンチウイルスソフトもありますが、そもそもそうしたソフトが(よく知らない)民間企業によって開発されていることに一抹の不安を感じます。パソコンの遠隔操作事件に限らず、まさにサイバー空間では何でもありという不気味さを感じます。
1928年にすでにこうした手法を想像していたE・E・スミスの慧眼にはただただ驚くばかりです。


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