誰が危機管理をするのか?

一度は登ってみたい山が、富士山の「宝永火山」です。
私は中学1年生から山に登っているのに、そもそも富士山の山頂に立ったことがありません。
山頂に立ちたいという気持ちはそれほどありませんが、それでも宝永山の広大な森や火口を一度は覗いてみたいと思っています。
さて、火山予知連絡会の藤井敏嗣会長に富士山噴火の可能性について伺いました。
藤井会長によれば、日本の火山の寿命は数十万年から百万年なのに対し、富士山の年齢はまだ十万年ほどで、人間で言えば10代なのだそうです。これから元気になって噴火する火山だというのです。
マグマの噴出量は、この1000年間で6キロ立法メートル。浅間山や桜島などと比べ物にならないほど多いとのこと。
仮にも噴火すれば、東側に火山灰が流れるために相当な被害となります。ちなみに、千葉県の農産物の被害については、数年前に本ブログで試算したことがあります。
昨年の東日本大震災後、いくつかの火山が活発な動きを見せました。日光白根山、富士山、焼岳、乗鞍岳、伊豆大島、新島、阿蘇山、九重山などです。
マグニチュード9クラスの地震があると、かなりの確率で火山の噴火が連動しています。大体長くても3年以内に起っています。
すると、単純計算では2014年3月までは要注意ということになります。
雲仙普賢岳の時も霧島の新燃岳の時も噴火の兆候はわかりませんでした。
精密なセンサーで傾斜の変化から山体膨張などをとらえることはできるものの、噴火の直前にはわかるという程度のようです。
今度の総選挙で、新しい総理が決まります。その総理は、予想される東海・東南海・南海地震やそれに伴う火山噴火などの危機管理にあたる可能性があります。
そのときに、見てくれだけの中身のない総理であってはたまりません。一人の力はたかが知れていますので、チームとしてしっかりした内閣でなければなりません。
いずれにせよ、次の総理は常に『災害対策』の4文字を念頭に置いて執務してほしいと思います。


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