子ども手当は子どものための手当ではなかった?

今朝の新聞によると、民主党は『子ども手当』を『子どものための手当』に名称変更したいと提案するのだと言います。
これは『子ども手当』の内容について、自民党、公明党が反対しているので提案したいのだそうです。
中身について反対しているのを、名称でごまかすというのは、いかにも民主党らしい発想です。
民主党議員は、高学歴が多く官僚出身者もかなりいます。
高学歴ですから頭がよく、官僚出身者が多いのですから政策についても現実的に考える、とみて間違いありません。
したがって、あの民主党マニフェストを出した時に、ほとんど100%の民主党議員が実現不可能と思っていたと思われます。
国民年金・厚生年金・共済年金の『年金一元化』にしても、子ども一人につき月額2万6000円支給するという『子ども手当』にしても、できっこないと思っていたと思います。
できっこないから、「どこかでうまい言い訳を考えねばならないな」と思っていたのだと私は思います。
その証拠に年金一元化法案は、何年待っても未だに出してきていませんし、子ども手当についてもとうとう恒久的な法案を出しませんでした。
おそらく多分、予算の組み替えで財源はいくらでも出せるとマニフェストに掲げていたことも、本音では「無理だろうな」と思っていたのだと思います。
今回、『子ども手当』を『子どものための手当』と言い換えるというのも実に狡猾な言いつくろいです。
頭の良さをそんなくだらないことに使わないで、まともな政策を打ち出すことに使ってほしいと思うのです。


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