日別アーカイブ: 2018年10月16日

もう一度「文化芸術振興条例」について

「千葉県文化芸術の振興に関する条例」が可決され、10月19日に公布・施行となります。
私は、条例検討委員会委員長として、超党派での条例検討が県政史上初めてのことであり、先例になるであろうことから何としても全会一致を目指したいと思いました。この思いは、各会派の委員の皆さんも共有して下さいました。
しかし、結果は残念ながら共産党だけが反対でした。
反対の理由は、前文に「郷土への誇りと愛着を深め」という文言があるからだそうです。
私たち公明党は、条例を検討するに当たり、全国の条例を調べました。他県にも同様の文言があり、すべて全会一致で可決成立していました。
他県の共産党が賛成した理由は何か、逆に教えて欲しいと思いました。
県条例ですから、郷土に根差した祭や伝統芸能を維持発展させる立場にあります。
訪問した岩手県では、伝統芸能の担い手として高校生が活躍していました。郷土への誇りと愛着があるからこそ継承に励んでいます。
「郷土への誇りと愛着」なくして、地域の伝統文化が守れるとは、私にはとても思えないのです。