日別アーカイブ: 2018年8月6日

肺炎球菌ワクチンの行方

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高齢者の肺炎球菌ワクチンの接種について、千葉県は力を入れて取り組んでいます。
写真は、「個別通知(再通知)」などにより接種機会を逃さないように周知をお願いする県疾病対策課長の文書です。
問題は、ワクチン接種を来年度以降は65歳のみとする国の方針変更があるかも知れないということです。
すると、65歳以上で、かつ未接種の方はどうなるのでしょうか。
千葉県内のほとんどの市町村が行っている接種助成を、仮に来年度から取りやめた場合、全額自費での接種となります。
ちなみに松戸市のケースでは、2500円から8057円への値上げとなります。
助成が継続されれば良いのですが、国の方針変更は自治体行政に大きな影響を及ぼすのです。
肺炎球菌ワクチンは、高齢者の健康はもとより、医療費削減効果も5115億円という大きなメリットがあります。
県内自治体が、来年度以降も助成を継続するよう、また高齢者に国の方針を周知徹底するよう要請してまいりたいと思います。